ルッキズムに堕ちる

この記事はサークルクラッシュ同好会(以下、サークラ)リレーブログ2020の17日目の記事になる。

 

※私は2018年梅雨頃から2020年2月まで諸事情のためサークラに参加しておらず、乖離している箇所もあると思われる。また書き殴りである。

 

①私にとってのサークルクラッシュ

 まず、サークラに入った経緯を説明する。

 元々、私はゲストハウスに住み込みでフロントとしてアルバイトしていた。英語・中国語を活かせ、家賃も浮くこの生活に満足していた。しかし、老害のオーナーとぶつかることが増え、ゲストハウスから出ていった。ホームレスになるところだったが、さくら荘のリビングにしばらく泊まることができた。泊まり始めて数日後に男女二人組がやってきて、リビングで雑談することになった。結果、入会費も無料ということもあってサークラに入ることにした。単に入会費が無料というだけで入ったわけではない。なぜ私はサークラに入ったのだろうか?

 私は一年生の時に10個以上のサークルに入っていた。しかし、色んなサークルで人間関係に悩まされることになった。以下、あるサークル内における実体験である。Aちゃんは私のことが好きだった。Aちゃんが気になっているBくんは私に敵対心を向け裏で私の悪口を言いふらした。人間の醜さを感じた。結局、Bくんをサークルから追い出し、Aちゃんとも付き合った私であったが、付き合ってからAちゃんは自殺未遂を図ったり、包丁を振り回すなどメンヘラ的一面を見せ始め、壮絶な別れを遂げた。私はそのサークルとメンヘラ彼女が連想されるため、そのサークルを辞めてしまった。他にもサークルの幹部の先輩に告白されて振った都合から、サークルに行きにくくなり辞めたこともあるし、サークルの後輩と付き合い、別れた後も役職の都合上しばらくはサークルに残り、表面上は仲良くして凌ぐといった「サークルクラッシュ」を既に何度か味わっていた。

 そういった経験をしていた私にとって、サークラは非常に面白そうな団体に見えた。また、当時家なき子であった私は社会の主流から外れ、異端派になった人が多く所属しているように見えたサークラに同感を持てた。これがサークラに入った主要因である。

 私にとって、サークラは社会の主流に馴染めない或いは馴染む気のない方々と交流して、様々な思想を知ることで、自身の知見を広げる場であり、ジェンダー、メンヘラ、性愛、こじらせといった日常では話しにくいテーマを取り上げられる貴重な場になっている。それ故、やみを自己開示できるところがサークラの魅力と思われる。

 しかし、サークラは「サークルクラッシュ」が起こりやすい場所でもあり、承認に飢えたサークルの姫を生み出す温床と化している。男女比が偏っており、捻くれ姫に幾らかの男達が「囲っていない」と謳いながら囲っているように感じた。

 

②自分語り

 あなたは「ルッキズム」という単語を知っているだろうか。ルッキズムとは外見主義や外見差別といった意味合いを含んでいる。私は「ルッキズム」を数年前から言っていた。私は自身のルックスを気にしており、周りからも色々言われることが多く、昔から「ルッキズム」の事象に注目していた。勘違いされることが非常に多いが、私自身はルッキスト(外見差別主義者)ではない

 私は小学校高学年の頃から自分の顔が嫌いで、親にも文句を言っていた。しかし、小6の時に急に私のルックスが評価され、初めてのモテ期を味わった。中学生になってから現在まで自分のルックスに対する自分の評価と他者の評価に差があるように感じる。女の子が容姿が醜いだけでいじめられたり、ルックスを基準にグループが分かれる現実を中学の頃から認識していた。また、高校(特に大学)以降はチャラそうなどと言われ、外見のせいで勉強ができなさそうと扱われる現実と向き合ってきた。

 それから、私は日常生活の中で「ルッキズム」を見出し、批判的に考えた。元々捻くれている性格もあり、そこには偏見も多く含まれてしまう。可愛いルックスと若さを振りかざして調子に乗る女などが代表例である。

 しかし、私自身もルッキズムに堕ちていることを自覚してしまう。美女を見た時に私はルックスに頼り、苦労することもなく、チヤホヤされてきた人間と捉え、第一印象にヘイトが入る。しかし、話してみると、色々苦労している子もいる。そういう子には共感できる部分が多く、予想を裏切られて好感度がすごく上がってしまうことがある。結果的にルックスが交際に大きく影響を与えてきた事実に気づく。

 また、大学入ってからも深夜にファミレスに行き、勉強に投資してきたが、それも知的好奇心だけでなく、周りからの「勉強できなさそう、チャラそう」という偏見に対するギャップを作り出したいのかも知れない。

 また、私は「美人系」より「可愛い系」が好きである。男性に関しても、中性的で可愛い顔のイケメンが好きである(目の保養であるが、恋愛対象ではない)。昔、道場で怖い大人に怒られて殴られることが何回かあり、それが本当に辛かった。この経験が原因だと思うが、見た目に対する好みもある。

 以上から私自身もルッキズムの呪縛から解放されていないんだなと感じる。故に私は自己批判を続けており、容姿に関わらず皆に優しくありたいと思う。現在はルッキズムにうまく向き合いながら生きていく所存である。言いたいことは沢山あるが、長くなってしまうのでここで終わる。

 

 私はサークラにあまり参加しておらず、影も薄くトリを飾るような人間ではないが、現在のところ、私の記事をもって最後のようである。

 ご高覧いただきありがとうございました。