静かなタンゴのように

おはようこんにちはこんばんは。

サークルクラッシュ同好会に所属しているかしぱんです。ホリィ・センがサークラの会長を辞めますと宣言した後で、私が会長を引き継ぎました。

(ちなむと、このツイートの時点では会長に指名されたわけではなく、他に立候補していた人もいたため正式に会長になっていませんでした。つまりこのツイートは嘘です。) 
その後、様々なことがありましたが、様々について語るのは様々な場に任せることにして、今回はリレーブログ企画(会員たちがブログを毎日のように更新していくやつ)として「あなたはなぜサークルクラッシュ同好会に入ったのか」というテーマで自分について語ってみようと思います。(早速遅刻すみません。)

というわけで私もつらつらと入会のきっかけ(のようなもの)を書いてみようと思います。


1,安直

私がサークルクラッシュ同好会に入ったのは1回生の10月か11月くらいです。


1回生の4月に1回だけ、中央食堂でやってる新歓説明会に行ったんですけど、

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あまり説明に自分自身がピンとこなかったので入りませんでした。

そのあと私は他のサークルに入っていましたが、そこでもしっくり来ないというか、漠然とした物足りなさというか、燻っていたというか、煮え切らないというか、そういった微妙な感覚をずっと胸の底に曖昧に抱えていました。これは大学という場所に慣れていなくて思った通りに行動できなかったこととかも関連していたと今にして思います。
さらに自分がどういう人間なのかということもよくわかっていなかったから、何をしても充実感を得られていなかったのだと思います。つまり何かが何かはわからないけど何かを変えたい、そういう大学生にありがちな気持ちを抱えた人間でした、私は。

ここからはちょっと滑稽で笑っちゃう話です。(でももう数年前の話なので記憶違いから来る脚色が多分あると思います。話半分に聞いてください。)
私はサークルクラッシュ同好会に入ったつもりはなかったのですがある日、同じ学部の友人でサークルクラッシュ同好会にも入っていた(先月目出度く追い出しコンパで追い出され4月からは働いている)Mさんから突然「かしぱん、なんかサークラ入ってるっぽいぞ」みたいなこと言われました。(まずこの時点でかなり面白い。)
僕は「えーっ」と思いつつも、上のような燻った気持ちでいたのもあって「じゃあ例会行くわww」みたいな返しをしました。(今のTwitterを知っている人は意外に思うかもしれませんが、当時の私はネット上で草を生やすタイプの人でした。)
そしてサークルクラッシュ同好会の例会に初めて行ってみました。

 

結構怖かったんですけど、意外とみんな気さくで居心地がよかったです。
そこでホリィ・センに私がサークラに入ってるみたいだという話をしたら「あ、なんかTwitterでよく見るし入ってると思ったわ」みたいなこと言われました。
僕は「えーっ」と思いつつも、「じゃあ入ります!」みたいなこと言いました。
そうして私はサークルクラッシュ同好会に正式に入会しました。滑稽ですね。
(ちなみにその日の例会では、もともとインターネットで知っていたO君と初めて会って「やっと会えたね」という会話をしたこと、もうサークラをやめたNさんとセレッソ大阪の話をしたのを覚えています。)

これが私がサークルクラッシュ同好会に入ったきっかけです。なんか、気づいたら入ってました。
そのあと、サークルクラッシュ同好会でやっていることが私に合っていったこともあり、今では自分の居場所の1つにまでなりました。
入会を踏みとどまっている皆さん、こんな適当な感じで入っちゃった人がいてがっかりしたかもしれませんが、こんな入り方でもなんとかなるサークルだと発想を転換し、ぜひ気軽に遊びに来てください。待ってます。
読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 



2,物語化

はい。ここからは蛇足です。読まなくていい部分です。むしろ読まないほうがいいかもしれません。特に、私のことを知っている人は。


上の話の中で疑問に思った方もいるかもしれません。

4月に新歓に行ったきっかけはなんだったのか、と。

サークルクラッシュ同好会の新歓に来る理由は人それぞれなんですが、自分が新歓をした中で多く聞くのは「サークルクラッシュ同好会っていう怪しいサークルが何をやっているのか気になった」というもの。つまり冷やかしです。
私が4月に行ったときも多分これがあったと思います。
しかし人間の行動理由がたった1つだけであることは少ないです。
私の場合、サークルクラッシュ同好会になぜか惹かれた理由として別に思い当たるものが1つあります。

それは過去の恋愛経験です。
具体的に言えば高校2年生のときに交際していた相手との破局です。

今からこれについて書いていこうと思います。
過去と結びつけることで、サークルクラッシュ同好会を私の人生のコンテクストに埋め込んでみようと思います。

あ、恋愛経験を書くにあたって2つだけはじめに断っておきます。
1つは、恋愛経験ということは相手がいるわけで、その相手に今回ブログに書く許可を取ったわけじゃありません。(連絡手段をもうとっくに失っています。)そのため、以下では意図的に嘘を織り交ぜて語ることをお許しください。また、私の側から見た失恋経験なので、どうしても自分を擁護しつつ語ってしまうでしょう。ただの正当化にならないように気を付けますが、私の話を鵜呑みにはしないでほしいです。ここで語られていない後ろめたいことがきっとあるはずです。

もう1つは、先に言っておいたほうが余計な混乱が少ないと思うので宣言しておくだけなんですが、私はいわゆるシスヘテロ男性です。既にここまでで一人称がブレていますが、Twitterでも「私」と「僕」などをその時の気分に従って変えています。よくネット上の知り合いと会ったときに「女性だと思っていました」と言われるので、先に断っておきます。以上です。

それでは、過去の失敗談をしばしお楽しみください。これは私の告白でもあり宣言でもあり懺悔でもあり他の様々な行動でもあります。読者の皆さんは私があなたに何をしているのか考えながら読んでいただいても、また面白いかもしれません。以下で書く内容について、この文章を書いている時点での私は特別に構想もしていません。話したいエピソードが何個か頭に浮かんではいますが、基本的に行き当たりばったりで書いてみようと思います。過去に潜るようにして書いていくので、僕自身楽しみです。さあ、前書きは終わりにして、一緒に潜りましょう。

 


3,失恋

高校2年生の僕には交際をしている相手がいた。同じ高校、違うクラスのSさんです。
付き合って数か月は、僕にとって初めて正式に交際をした相手でもあり、すごく楽しかった。
1つだけ惚気話をすると、2人とも生徒会に入っていて(Sさんが元々入っていて、僕が後から入った)、生徒会の素敵な先輩に僕らが付き合ってることを打ち明けたときに「生徒会室でイチャイチャしてもいいけど、キスより先はダメだよ」って言われました。はい。以上惚気話でした。


でもこの恋愛は一年も経たずに終わりを迎えます。その原因は、というより恋愛における僕の問題なんですが、多分僕のモラハラです。デートDVと言われるものでしょうか。当時の私は知らなかったです。自分の行動にそういう名前がついてるなんて。

僕は一緒にいて心地よい気持ちになれる相手といると、それに付け上がって相手にどんどん甘えていきます。

相手には常に僕を好きでいてほしい。どんな僕も好きでいてほしい。ダメな自分を見せて、それでも好きだと許されたい。
付き合えば付き合うほど相手にとっては面倒くさい人になります。今はそんなことしないんですけど、当時は相手に性的なことを要求したりもしました。
自分を優先されたい、大切にされたい、そういう気持ちが先行してしまいます。

というより、自分のことが好きなら優先されるべきでしょうという思い上がりがあったと思います。でさらに悪いのは、相手に対して自分の不満とかを説明して、相手にこうしてほしいということを直接言うことができないことです。そうするより相手が自分から私のしてほしいことに気づいてほしい。自然とわかってほしい。自分が何を求めているのかなんて話さなくてもわかっていてほしい。でもそんなの無理ですよね。直接言ってないのだからわかってくれるはずがない。わかってくれないことにイライラしたりします。最悪です。
今思えば、高校生の自分はとても幼稚で、恋愛をする資格なんてなかったと思います。具体的にどういうことをしていたのか、言っていたのか、これ以上書くのはさらに最悪なので控えます。
とにかく僕が交際相手に対して全力で面倒くさくなっていきました。

どんどん悪化していったのには実はある1つの出来事が関わっています。
それはSさんが途中である部活に入部したことです。
その部活は天文部*1で、でも実体として活動はほとんどなく、部室で部員たちが毎日だらだらおしゃべりするだけのオタク系の部活でした。
いわゆるツイッタラーと呼ばれるような、Twitter上でたくさんツイートをする人たちが集まった部活でした。僕もSさんもツイ廃(Twitterが大好きな人間)だったので、Sさんはその部活の人たちとネットでもオフラインでもすぐに仲良くなっていきました。そしてSさんはその部活にどんどん居場所を作っていった。その部活に女性はSさんだけだった。部活の中でもSさんと3人くらいの先輩男性が仲良くなっていった。4人で遅くまで部室でワイワイしたり、一緒に帰ったり、帰ってもTwitterでずっと会話をしていたり、していたようだ。

僕はSさんに対する彼らの接し方が気持ち悪かった。
僕はSさんがネット上でチヤホヤされているのを見てすごく嫌な気持ちになった。
その中では性的な話題も含まれていて、本当に見てて気持ち悪かったが、Sさんはそういうセクハラ紛いの発言すらもコミュニケーションの1つとして楽しんでいるようだった。(もしかしたらセクハラではなかったのかもしれない。)

 

つまり、Sさんは囲われていた。

オタサーの姫と呼ばれるような状況と、Sさんとその先輩男性たちは変わりなかった。


文化祭の後夜祭のとき、生徒会室で恋人と待ち合わせていたんですけど、生徒会室に来るやいなや恋人は「部室行きたいんだけど、行っていい?」と聞いてきました。一緒に帰るもんだと思っていたので僕はショックでした。僕といる時間より部活でチヤホヤされる時間が選ばれたんだ、と当時は感じました。

こういうこともあり、僕は、Sさんが自分のそばから離れていくような気がして日に日に不安になっていった。そしてその3人の男性を憎むようになり、ツイートの言葉尻を捕まえてエアリプで上げ足取りをしたり、マウンティングをしたりしていた、気がする。(最悪だ。)
マウンティングで覚えているのはその先輩男性たちが受験で苦しんでいる時期に、自分が受けたセンター模試とかの結果をTwitterで呟いてマウンティングしていた。僕のほうが成績よかったので。(後輩にセンターの点でマウンティングされるの、最悪っぽい。)(これをしたときはSさんに「やめなよ」って怒られた。)
いやもう、本当に、年上だから一応頭下げてやってるのに、いい気になってSさんにセクハラしてるやつらを僕は本当に憎んでいった。ただのつまらない嫉妬心なんですけど、そうやってオタサーの姫化するSさんはどんどん僕の隣から離れていきました。
離れていくのを繋ぎ止めたい不安から、上に書いたようなモラハラっぽいことをしちゃったんですよね。悪循環だ。
それで何回目かの恋人からの「もう私達別れよう」という提案の後に、僕らは別れました。別れるとき恋人は「もう誰かと付き合うことはないと思う」みたいなこと言ってたんですけど、数か月後か数年後か知らないんですけど、普通に付き合っていたと思います。誰か他人と。悲しいね。
高校2年の終わりに破局をしたんですけど、高校3年のときはだからせめて勉強を頑張ろうと思って没頭して京都に来ることができました。
あの頃の自分はとても悪いことをした。もしSさんがこの文章を読んでいたら、あの頃のこと、たくさん謝りたいと思う。
卒業式のときにさよならだけしたけど、それっきりです。

 


4,それで

こういうことがあって、僕は恋人をオタサーに奪われました。(奪われたって表現が適切じゃないことはわかっているけど。)
典型的なサークルクラッシュなら、クラッシャーが外に彼氏を作ってオタサーがクラッシュするはずなのに、恋人の僕がクラッシュされてしまいました。こういう苦い経験があったからサークルクラッシュ同好会に引き寄せられてしまったのかもしれません。

どうしてあのとき僕は失敗したのか。それを知りたかったのかもしれません。
(ちなみに今にして思えば、僕が自分に余裕を持てていなかったこと、自己肯定ができていたと言っていたがそれは恋人に依存した肯定だったこと、自分しか見えていなかったこと、とか色々自分のダメだったところが見えてきます。)(そしてこれらの中のいくつかは未だに僕の宿題であり続けます。)
今の僕がこれができるようになったとは到底思えないけど(同好会に入ってからも相変わらず僕は異性との関係で失敗を重ねています)、それでも生きています。少しは自分を好きにもなれました。
はあ、自分語りって疲れますね。もう言いたいことは言えたし、これ以上は語りたくないのでここでやめます。
読んでくれてありがとうございました。後半はほとんど自分のために書いた文章で、支離滅裂だったと思います。すみませんでした。もしこの話に関連した話を僕としたいという人がいたらぜひ会いに来てください。待ってます。Twitterでもいいです。それでは、最後に好きな詩人の詩を引用して終わります。おやすみなさい。

 

"だれかに嫌われるのが怖いのは、だれにも愛されない人ばかり。溶けそうな太陽がいつまでもしずくを落としてくれない夏に、恋の時代じゃないって、言ったきみはだれよりもかわいくて勝手にみんなが恋してる。死ぬことを知らない肌がいちばん綺麗。いつかきみに、愛されても何とも思わないよう、世界中に嫌われたい。
   
「太陽の詩」最果タヒ"



 

*1:そんな部活、母校にはないです。これは嘘です。