かわいい動物の赤ちゃん

この記事は、サークルクラッシュ同好会・アドベントカレンダー3日目の記事です。

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こんにちは、とうふわかめです(去年は社会的信用がない名義で参加しました)
北海道は昨日から雪景色になりました。最近はMacBook Airを購入したのでスタバでドヤリングするのにはまっています。今回のテーマはちょっとありがちで恐縮ですが「人は見た目が9割」なのか考察します。

 

動物の赤ちゃん、かわいいですよね。くちばしの大きいひな鳥は、親鳥からよりたくさんの餌をもらえるのですくすく成長すると言います。かわいくない動物の赤ちゃんは生存競争に負けて、すでに淘汰されてしまったのかもしれません。

高校1年の時、クラスにひそかに気になっていた同性がいました。特別イケメンではないしトークがうまいわけでもない。でもなんだか気になるし、お近づきになりたい。

このよくわからないけど他者を魅了する力を、ここでは仮に「強いオス」と呼ぶことにする。(筋肉などの物理的な強さではない。過度にイケメンではなく、自分なんかでも親密になれるのでは?という気がするような容姿)

彼と同じ雑誌を買ったり、同じCDを買ってみたりしたものの、それほど仲良くはならなかった。

卒業後、彼に連絡を取って会ったときに、彼はこう言ってた。「なんか知らないけど、人が集まってくる」どうやら彼は大学でも人気者だったらしい。僕は休み時間になったらクラスの友だちの机に行くタイプだが、逆に休み時間になると自分の机に友だちが集まってくる側の人間もいるのだと、そのとき知った。「自分に近づいてくる人間が多くて疲れる」という話を聞き、以後「あそぼ」って言わないようにした。

 

大学のとき同じバイト先にも、いま思えば強いオスがいた。背は低く、ヨレヨレのパーカーを着ていたが、女性を捕まえては「結婚しよう」と言うような軽いやつだった。彼はバイト中に僕に「女性って、性器的に男性を包み込むようにできてるんだな」としみじみと語り出して、同じ歳なのに僕と違って当たり前のように性行為を経験してることに格差を感じた。

 

先日ある人の話を聞いてつらくなった。要約すると≪彼女は前から好意を持っていた男性がいて、仲良くなれると期待して関係を持ったのに、捨てられてしまった。こんな形で処女を失いたくなかった。つらい。でも彼が好き≫というものだ。非モテの僕からすると最後の「でも彼が好き」の部分がとてもキツい。例えば僕だったら付き合って3年ぐらいは肉体関係を持たないと思っている。女性を傷つけるようなことは絶対にしないつもりだ。でも残念ながら僕のような「弱いオス」は最初から女性の眼中にはない。

ここで登場する彼くんは「強いオス」で、それを自覚していることは確かだ。強いオスは彼女だけでなく、たくさんの人を魅了してしまう。経験豊富だから簡単に捨てられるのだ。女性は一夫多妻動物として「強いオス」の精子がほしい本能があるけど、ヒトとしては愛されたいわけで、子孫を残すことは目的ではない。

 

僕は自分で言うけど、見た目偏差値50はあると思う。怖くないし、近寄りがたい容姿ではないのだが、全然他者が近寄ってこない。自分から「あそぼ」って声かけしなければ誘われないし、友だちは徐々にフェイドアウトして減る一方だ。特に異性からはめちゃくちゃ避けられる。いわゆる「生理的に無理」なんだと思う。

だから僕は「人は見た目が9割ではない」説を提唱している。僕は見た目とは別の次元で避けられている。悪いフェロモンが身体から発生しているのだと昔から思ってる。(そういう研究室があったら紹介してください。実験台になります)モテ男からは良いフェロモンが発生しているから、女性は出会った瞬間に惹かれてしまうし、弱いオスはどうやっても太刀打ちできない。

 

カードキャプターさくらでは、小狼くんが雪兎さんに惹かれることを「月の力」と呼んでいた。雪兎さんは「強いオス」と呼ぶには弱々しいキャラだが、他者を惹き付ける原因は性欲なのか。

はにゃーん。

 

自由恋愛社会では上述した「強いオス」に需要が集中してしまうのは避けられない。そしてその結果「つらい思いをする女性」と「弱いオス」は自業自得とか、本当に救いがない。人類は愚か。

僕が弱者男性に「いわゆる婚活やマッチングアプリはやめとけ」と言うのはこれ。婚活に来る女性は「強いオス」にしか興味ありません。だから驚きのリターンゼロ。「やらない後悔よりやって後悔したほうがいい」は業者が言ってるだけ。溺れる者に藁を売りつけるような商法です。

馬子にも衣装と言います。男性は黒髪スーツなら「まとも」に見えるので就活には有利です。でも男性の婚活は「まともさ」ではなく「性的魅力」が必要不可欠。服装や清潔さは関係なくて、フェロモンの発生量で決まります。これは先天的な体質なので努力してもダメ。婚活するなとは言わないけど、課金はやめてください。強いオスの思うつぼです。

 

強いオスではなくて「いい人」が報われる、そんな社会になってほしいものです。

 

 

*「女を殴る男はモテる」説があるけど、フェロモンの強い男は「女を殴ってもモテてしまう」の誤りです。よい子は絶対に真似しないでください。

 

**来週は2年ぶりに京都に行くので楽しみです。みなさんも楽しいホリデーシーズンをお過ごしください。