サークラ合宿2021 in 金沢 振り返り

こんにちは。finaです。

このたび、じつに4年ぶりとなるサークラ合宿が実施され、その企画進行を務めさせて頂きました。早速、振り返っていきたいと思います。

 

企画経緯

2020年12月、私がサークラ会長であるホリィ・センに「合宿はもうやらないのか?」と質問したところ、「企画者がいれば…」ということだったので、なら私が主催しようということで全体LINEグループにて参加者を募集した。結果として合計15名ほどから参加希望があり、最終的には9名が参加した。

 

背景

サークラ合宿は過去2回(2014,2017)実施されていたが、いずれも和歌山県白浜での開催だった。京大の宿泊施設が白浜にあるらしいが、今回もそれを踏襲するか迷っていた。

また、2020年度の新歓はコロナによりオンラインにせざるを得なかったため、今年のサークラには関東の大学生が多く参加していた。

そのため関東勢の参加も見込まれるが白浜は関東からだとやや不便であるということと、前回とは趣向を変えてみようということで、私の独断により金沢行を提案。異論はなく、そのまま金沢に決定。

内訳は、東京発2名・京都発6名・現地参加1名で計9名。

 

往復交通機関について

関西勢は、青春18きっぷを利用した鉄路での移動だった。京都からだと東海道・湖西・北陸本線経由で約4時間半。片道2,410円であり、交通費を非常に安価に抑えることができた。

しかし往路では強風の影響で湖西線が運休になってしまうというアクシデントに見舞われた。関西勢が乗っていた列車は堅田駅で完全にストップし暫く湖西線は動く見込みはなかったが、同駅から琵琶湖の対岸に渡るバスがあったため迂回に成功した。しかしながら北陸方面への列車は大幅に遅延しており、結果として4時間遅れての到着となってしまった。

一方関東勢は東京駅から新幹線で向かった。JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」のキャンペーン(お先にトクだ値)により、通常料金の50%OFFで利用できた。18きっぷに比べると高いが、新幹線で半額なら十分だろう。

なお、筆者である私finaは関東勢の一員だったが、帰りの新幹線に乗り遅れたことにより別途自由席特急券の購入を余儀なくされた。

 

行程

1日目

関西勢は9時半頃京都駅集合。9時45分頃の新快速に乗車したが、先述の遅延により金沢到着は19時頃となる。関東勢は先に到着していたため、車を借りて飲み物や食事のテイクアウトの用意をした。

20時より全員が対面し、ようやく食事にありつくことができた。

2日目

3班に分かれての班行動とした。金沢近郊在住の会員のマイカーで雨晴海岸などに行った班、レンタカーを借りて能登半島に行った班、レンタサイクルで市内観光をした班に分散した。

私は市内観光班の引率を担当した。11時に出発し、21世紀美術館→近江町市場で昼食→兼六園→ひがし茶屋街の順に巡って18時半過ぎに宿に戻った。

3日目

基本的に自由行動とした。一人で市内観光をする者、複数人で加賀温泉に行った者などいたようである。ちなみに私は鉄道オタクであるため一人で七尾線乗り鉄した。

関西組は加賀温泉の廃墟を散策したようである。私はナナォ・センを優先したため参加しそびれたが、あとで参加した人に話を聞く限り非常に楽しかったようだ。

関西組の京都到着時刻は22時頃だった。解散をもって合宿終了。

 

宿

「ケイズハウス金沢」という宿を利用した。主に外国人の方が利用されるゲストハウスで、1Fが共用ラウンジ・共用キッチン、2Fが個室とカプセル型ドミトリー、3Fが個室、そして4Fが貸切の特別室という構造だった。

本来は特別室を利用する予定だったが、9名ではやや手狭ではないかと懸念していたところ、宿のスタッフの方より「コロナのため、本来なら共用である1F,2Fを完全に貸し切りで利用できるプランを作った」との提案を受けたので、そちらに変更した。

キッチンはとても広く、食器や調味料も完備されていた。予め冷蔵庫には自由に使える食材もあり、かち割り氷があったのは嬉しかった。インスタントコーヒーや紅茶なども常備されており、各々が自由にキッチンを使うことができた。

ラウンジは共用を想定されているだけあってとても広々と使え、10人が座れる長テーブルがあり食事・ボードゲーム大会も大いに盛り上がった。ソファ・テーブルもあり、各々くつろいでいた。

寝床もカプセルホテルのようなドミトリーだった。特別室は11畳間・12畳間の2部屋に加えミニダイニングキッチンと水回りといった構造なので、こちらを使っていたら和室で雑魚寝となっていたであろうことを考えると、かなり快眠に貢献したのではないだろうか。

その他、とてもきれいな設備で快適性も高く、参加者からも好評だった。ケイズハウス金沢様、お世話になりました。ありがとうございました。

 

食事

1日目は宿にて全員が顔を合わせることができたため、アイスブレイクも兼ね寿司とおでんをテイクアウトしリビングで食事をした。

寿司は9人前をテイクアウト。特上にぎり5人前(10種類5貫)と上にぎりを4人前(10種類4貫)というチョイスだった。9名全員が同じネタを食べることができないわけだが、それを逆手に取って「寿司争奪戦ドラフト会議」が突如開始され盛況だった。

2日目の夜は自炊に挑戦。参加者のひとりが「なぜカレーにはにんじんタマネギじゃがいもが当たり前のように存在するのか」という問いを発し、「脱構築カレー」を作ることとなった。

具材はタマネギ・しょうが・にんにく・カシューナッツ芽キャベツ・舞茸にもも肉とささみという前衛的な脱構築カレーを目指すも、「やっぱりタマネギにんじんジャガイモで新古典主義カレーを作るべきだった」などの声も聞かれた。紆余曲折を経たが、結果としては無事美味しい仕上がりとなった。

また、ナン作りにも挑戦した。これも初めての試みだったが、とても上手に作れた。

その他の昼食などは、後述する出先で各自が好きなものを食べた。みなゴーゴーカレーや海鮮などご当地グルメに舌鼓を打っていたことだろう。

 

 

よかった点・参考にすべき点

  • 18きっぷは運休遅延時の補填がなされなかったり、割引された新幹線は乗り遅れ時等の補填がなされない。今回は、関西勢引率者が交通機関に長けた者であったため、立ち往生し到達できないという事態は避けられた。

  • 宿は前回もAirbnbで探したようだが、今回もAirbnbで探した(予約は電話だった)。民泊系で、ラウンジが使え自炊ができる設備が整っている宿はシェアハウスっぽさがあって盛り上がる。今回の宿も非常に快適で素晴らしかった。

  • 例によって夜ふかしをする参加者が多く、午前3時くらいまでラウンジは賑わっていた。起こす必要のある参加者などもいたが、それでも若干の寝坊が発生した程度で行程に支障が生じるといった事態は発生しなかった。

  • 3日間ずっと大勢で動くのは厳しいと考え、また連泊であるため2日目は丸一日使えるという点から班分けを実施。2日目は日中の時間全てを観光に割いた。各班充実した観光ができたようである。
  • 意外とベタな観光地を巡るのも楽しめる。サークラ合宿の趣旨として、こじらせた大学生たちが集まって「ザ 普通の旅行」をして楽しもうということが挙げられるので、「合宿」と謳っているものの普通の旅行感覚で臨んだほうが楽しめるのかもしれない。
  • 一方で、廃墟巡りも非常に好評だった。ベタサークルとしての側面とは逆に「廃墟なんてサークラの皆とじゃないとまず行かないだろう」という感想も聞かれた。一理あるというか非常に言い得て妙で、サークラらしさも存分に発揮できた行程と言えるのではないだろうか。
  •  運転要員は貴重だった。1日目の食事のテイクアウトと2日目の加賀・富山班でレンタカーが発生した。車があると利便性が格段に向上する。今回運転を行ったのは3名で、かなり充実した行程を組めた。
  • 市内観光ではレンタサイクルが好評だった。宿のレンタサイクルを1日800円で利用したが、バスの1日乗車券(600円)と比べても遜色なく、好きなように移動できるため便利だった。自転車旅も悪くはない。
  • 今年一年コロナ禍での活動だったため、過半数が初対面同士だった。関東勢と関西勢が初顔合わせをしたのは一日目の夕食時だったが、これをアイスブレイクとした。一通り全員が形式張った自己紹介を行ったが、その後は打ち解けるのも容易で話に花が咲いた。

私見

今年一年間はずっとオンラインでの活動でした。サークラにとってはこれが久々の対面イベントとなり、参加者層も前回とは異なり殆どがサークラ対面イベント初参加でした。実質オフ会のようなものです。

そのため皆さんが「馴染めるかな」と不安に思っていたことでしょうし、私もどんな空気感になるのか非常に心配でした。しかしその心配が嘘であるかのように、話は盛り上がり皆仲良く談笑していて、私も非常に楽しかったです。やはり対面で話す機会は大切だなと実感させられました。

サークラに参加し始めて1年も満たないうちにこのような大規模企画の主催を担当させて頂きましたが、最初は「こんな新参者が旅行をするって言っても誰も参加者は集まらないだろうな…」と思っていました。しかし想像を超える数の方々に参加希望のメッセージを頂き、楽しい合宿とすることができました。

参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。また関西の引率を務めて下さったHさん、食事や会計等を手伝って下さったPさんにも、この場を借りて御礼申し上げます。

 

コロナということもあり、今回参加を希望したものの残念ながら参加できなかった方は、ぜひ次の企画が立ち上がった際には参加して下さい。またこの記事を読んで参加してみたいなと思ったあなた。待ってます。

次回は私が主催できるかはわかりませんが、定期的にこうした合宿イベントが今後も開催されていけばよいなと思います。

 

前回のまとめ

サークラ合宿2017@白浜 総括 - サークルクラッシュ同好会ブログ